【患者】30代前半 女性
【主訴】左肩が痛くて、子供を抱っこする時が困る。
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前に荷物を持ちあげた時、左肩関節周辺に痛みが発生し、約1年前から痛みが増悪している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半 女性
【主訴】左肩が痛くて、子供を抱っこする時が困る。
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前に荷物を持ちあげた時、左肩関節周辺に痛みが発生し、約1年前から痛みが増悪している。
続きを読む【現症】子供がその場にいなかった為、代わりに荷物を抱えて頂く(以下、左肩関節屈曲動作)と、左肩関節周辺に痛みが出現する。日常生活における肩関節可動域に制限は確認出来なかった。
【施術と結果】本症例は、左肩関節周辺に痛みを訴えており、左肩関節屈曲動作時に痛みがある事から左大胸筋周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
初めに、左大胸筋周辺を触察したところ、左大胸筋停止部周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、左肩関節屈曲動作時の左肩関節周辺の痛みが、10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、左肩関節屈曲動作時の左肩関節周辺の痛みが、10から5(NRS改変)と小さくなった。
次に、左大胸筋停止部周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、左肩関節屈曲動作時の左肩関節周辺の痛みが、10から1(NRS改変)と小さくなった。
左肩関節屈曲動作を行いながら「もっと早く来れば良かった。」と笑顔で喜びの報告を受けた。