【患者】50代後半女性
【主訴】右指先が冷たい。
【既往歴】脳溢血(約1年前)
【現病歴】脳溢血後から右手指先端部のしびれを感じ改善されない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半女性
【主訴】右指先が冷たい。
【既往歴】脳溢血(約1年前)
【現病歴】脳溢血後から右手指先端部のしびれを感じ改善されない。
続きを読む【現症】右4指と5指DIP掌側遠位が冷える。
【施術と結果】本症例は、手指への血行不良による冷えで、前腕部屈筋群の筋緊張であり、その原因として腰部筋群の筋緊張であると考えた。
先ず、前腕部尺側の屈筋群の筋緊張に対し緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。主観で冷えの症状に変化がなかった。次に小指球から遠位の緊張部位に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。主観で7割となった。
血液の流れが良くなることで冷えの改善が出来ることを理解していただき、続けて筋弛緩を行うと主観で冷えが5割となった。
手指への血行不良の原因として、腰部筋群の施術に移行し緩消法を約15分行い筋弛緩を確認した。主観で冷えが4割となった。腰部筋の筋弛緩で効果的であると理解していただき、セルフメンテナンス出来ることをお伝えし、その日の施術を終了した。