【患者】40代前半 女性
【主訴】小学生の時に右中指をつき指して曲げると痛い。手がきちんと握れない。
【既往歴】-
【現病歴】40年前の小学生の時に右中指PIP関節突き指。それ以来、痛みがあり右手の掌握運動が困難。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】小学生の時に右中指をつき指して曲げると痛い。手がきちんと握れない。
【既往歴】-
【現病歴】40年前の小学生の時に右中指PIP関節突き指。それ以来、痛みがあり右手の掌握運動が困難。
続きを読む【現症】右中指近位指節間関節(以下、PIP関節)屈曲で痛みが出現し、指尖と近位手掌皮線の距離は約1cmで関節可動域(以下、ROM)制限を確認。右手の掌握運動が困難との事。
【施術内容・結果】本症例は、40年前の小学生の時に右中指を突き指し、右中指PIP関節屈曲で痛みを訴えておりROM制限が確認できた。右中指PIP関節の痛みとROM制限の要因として、右中指への衝撃により右中指中手指節関節(以下、MP関節)の右浅指屈筋腱が肥大したと考えた。
初めに、目視により、右中指PIP関節の変形が無い事を確認し、右中指MP関節の右浅指屈筋腱肥大部末端に緩消法を約2分施術し腱肥大部の縮小を確認した。結果、右中指PIP関節屈曲時の痛みが10から0(NRS改変)になり、ROM制限が確認出来なくなった。
右手の掌握運動も改善され、しっかりと握れる様になった。
「まるで自分の指ではないみたい」と驚きのご報告を受けた。