3週間前に発症した頚部右側の運動痛の改善例

【現症】頚部右側屈時に頚部右側に運動痛あり。

【施術と結果】本症例は、約3週間前に頚部痛を発症しているが、目視及び触察で確認したが患部周辺に熱感・腫脹・内出血が確認できなかった。このため、痛みの要因は頚部の筋緊張と考えて触察したところ、頚部右側の広範囲に筋緊張が確認できた。

　はじめに、もっとも強い運動痛を訴える第5頚椎（以下、C5）棘突起から右に約4cmの筋緊張部位に約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果、頚部右側屈時の運動痛は10から8（NRS改変）となった。引き続き、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、頚部右側屈時の運動痛は10から3（NRS改変）となった。ここで、もっとも強い運動痛を訴える部位がT1棘突起から右に約8cmの部位となったため、同部位に約3分施術し筋弛緩を確認した。その結果、頚部右側屈時の運動痛は10から0（NRS改変）と消失した。

　結構鬱陶しかった痛みが取れてよかったと喜ばれていた。