交通事故による受傷後、右手関節痛を伴った握力低下の改善例

【患者】50代後半 男性

【主訴】交通事故の時に、右手首を痛めてから握力まで落ちてしまった。強く握ろうとすると痛い。

【既往歴】特記事項なし

【現病歴】約11ヶ月前に交通事故(原付バイクで走行中、対向車の普通車と衝突)により受傷。当日、家族の車で近医救急病院を受診。頭部には硬膜下血腫があり安静を要したが、手は打撲の診断。MRI検査では、大菱形骨・三角骨・豆状骨周囲に腫れと骨挫傷の所見を認めた。約1ヶ月半の安静後、近医整形外科にて右手の痛みと握力低下に対して通院リハビリ開始。現在も行っているが、受傷以来、握力を必要とする動作時に痛みを伴い、握力の低下が持続している。

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By jhocr