1年前に受けた「右肘関節鏡視下骨棘切除術」後に残存する肘関節周囲痛が改善した一例

【患者】10代後半、男性

【主訴】右肘を手術したが、肘の周りの痛みが残っている

【既往歴】上記手術歴以外には特記事項なし

【現病歴】小学生低学年から野球を始め、現在は高校3年生。約1年半前に、右肘痛が出現し、徐々に強くなった。肘可動域(以下、ROM)制限も出現。近医整形外科を受診しCT・MRIにて精査した結果、肘関節に骨棘を伴う変形を認めた。変形は、主に、尺骨鈎状突起と肘頭近位端に発生しており、その骨棘・変形によって痛みと可動域制限が出ていると説明を受け、約1年前に関節鏡視下での骨棘切除手術を受けた。

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By jhocr