【患者】70代後半 女性
【主訴】後頭部右側が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】以前から右後頭部の痛みは消長を繰り返していたが、今回は3週間続いている。整体院に行くなど試みたが改善せず、知人の紹介でご来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半 女性
【主訴】後頭部右側が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】以前から右後頭部の痛みは消長を繰り返していたが、今回は3週間続いている。整体院に行くなど試みたが改善せず、知人の紹介でご来院された。
続きを読む【現症】主訴は後頭部痛とのことであったが、触察にて第2頸椎(以下、C2)の右変位を確認した。痛みの発痛部位は後頭部ではなく頸部上方であることを患者さんと確認し共有した。
【施術と結果】本症例は、3週間続く頸部右側上方の痛みを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったこと、C2棘突起が右側に約3mm変位していることから痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。
先ず、C2右変位の要因は右胸鎖乳突筋の筋緊張と考え、右鎖骨上縁から右乳様突起までの筋を触察し筋緊張を確認した。鎖骨上縁部の筋に緩消法を約1分施し、筋弛緩を確認した結果、C2の右変位は解消され痛みも10から0(NRS改変)となった。問診と触察を行いながら施術を施したため、患者さんは何をされているか分からないうちに痛みが無くなったと驚きながら仰られておりました。