【患者】80代後半 女性
【主訴】座っている時や歩くときにお尻と太ももの裏が痛い。
【現病歴】約10年前から特に誘因なく発症。左臀部から左大腿後面にかけての坐位時、歩行時痛あり。近医整形外科で脊柱管狭窄症と診断された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代後半 女性
【主訴】座っている時や歩くときにお尻と太ももの裏が痛い。
【現病歴】約10年前から特に誘因なく発症。左臀部から左大腿後面にかけての坐位時、歩行時痛あり。近医整形外科で脊柱管狭窄症と診断された。
続きを読む【現症】坐位直後、歩行直後に痛みあり。
【施術と結果】本症例は特に誘因なく約10年前から続く左臀部から左大腿後面にかけての痛みを訴えているが、慢性痛であることから痛みの要因は腰部の筋緊張と推察した。
触察によって第4腰椎高位で正中から左外方約8cmの部位に筋緊張を確認した。同部位に約10分施術し筋弛緩を確認した結果、大腿後面の痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
効果があったことからさらに20分施術した結果、大腿後面の痛みは10から0(NRS改変)と消失したが、臀部の痛みには変化がなかった。
臀部の痛む部位を患者に指で示してもらうと、坐骨周辺を示した。触察によって坐骨周辺に筋硬結を確認することができた。同部に約10分施術し筋硬結が消失したことを確認した結果、臀部の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「さっきまでの痛みはないです、これがずっと続くとありがたいです」と喜んでいただけた。