【患者】50代後半、男性
【既往歴】-
【現病歴】約10年前に急に右肩を痛めたことがあり、それ以来右肩部から右上腕にかけて強い痛みが出ることがある。約3か月前にも右肩関節屈曲時に右肩部から右上腕にかけて強い痛みが発生し、それ以来痛みが続いているため、当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、男性
【既往歴】-
【現病歴】約10年前に急に右肩を痛めたことがあり、それ以来右肩部から右上腕にかけて強い痛みが出ることがある。約3か月前にも右肩関節屈曲時に右肩部から右上腕にかけて強い痛みが発生し、それ以来痛みが続いているため、当院受診された。
続きを読む【現症】安静時痛はないが、右肩関節屈曲約120°で痛みが発生する。
【施術と結果】本症例は、約3か月前に発生した右肩関節の屈曲・外転動作時の右肩部から右上腕にかけての強い痛みを訴えているが、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったことから、痛みを訴える右肩部から右上腕にかけての部位に筋緊張があり、痛みが発生していると考えた。
まず、右肩関節屈曲時に痛みを強く訴える大胸筋停止部周辺を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩したところ、右肩関節屈曲約120°での痛みが10から6(NRS改変)となった。
痛みに変化があったため、引き続き同部位を緩消法にて約3分弛緩したところ、右肩関節屈曲約120°での痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
痛みが消失したため、右肩関節周辺の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面へと施術を移行した。腰部側面を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約20分弛緩し終了した。
「腕の痛みが消えただけでなく動きが軽くなりました。」とお喜びの表情であった。