【患者】50代後半、男性
【既往歴】-
【現病歴】約25年前に特に誘因なく左耳が聞こえづらくなり、近医耳鼻科を受診したところ、突発性難聴との診断を受けた。約6か月の投薬治療を受けたが、改善なく、自己判断で治療を中止。左耳が聞こえづらいことがあると腰痛・背部痛・首痛の施術を受けに来られた際に相談を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、男性
【既往歴】-
【現病歴】約25年前に特に誘因なく左耳が聞こえづらくなり、近医耳鼻科を受診したところ、突発性難聴との診断を受けた。約6か月の投薬治療を受けたが、改善なく、自己判断で治療を中止。左耳が聞こえづらいことがあると腰痛・背部痛・首痛の施術を受けに来られた際に相談を受けた。
続きを読む【現症】左耳の聞こえは、何か音は聞こえるが言葉として認識できない。右耳の聞こえを10とすると主観にて3程度どの報告を受けた。
【施術と結果】本症例は難聴の症状を訴えているが、左耳の後面の筋緊張により、左耳への血行不良が発生していることが、難聴の一つの要因であると考えた。
まず、私の声をを聞き比べていただき、ご本人の訴え通り、左耳の聞こえは、右耳の聞こえを10とすると3程度であると確認した。左耳後面を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩し、施術前に確認した方法と同様に聞こえを確認したところ、右耳の聞こえを10とすると、左耳の聞こえは5であると報告を受けた。
聴こえに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約3分弛緩し、施術前に確認した方法と同様に聞こえを確認したところ、右耳の聞こえを10とすると、左耳の聞こえは6であると報告を受けた。
更に同部位に5分間緩消法にて弛緩し、施術前に確認した方法と同様に聞こえを確認したところ、右耳の聞こえを10とすると、左耳の聞こえは7であると報告を受けた。
「発症より25年経過していたため、改善することはないと思っていた。聞こえるようになってびっくりした!」と喜ばれ、次回の予約を取られて帰られた。