2か月前の体操後に発症した左下肢痛の改善例

【現症】蹲踞肢位により左臀部から左下腿外側に痛みあり。

【施術と結果】本症例は、約2か月前に左下肢痛を発症しており、その要因は腰部の筋緊張と考えて触察したところ、左腸骨稜に沿いの広範囲に筋緊張が確認された。

　はじめに、もっとも強い筋緊張が確認された第4腰椎棘突起から左に約7cmの筋緊張部位に約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果。蹲踞肢位における左臀部から左下肢外側痛は10から4（NRS改変）となった。引き続き、同部位周辺に約10分施術し筋弛緩を確認した。その結果、蹲踞肢位における左臀部から左下肢外側痛は10から3（NRS改変）となった。施術の効果が乏しいことから、施術部位を腰部側面の腸骨稜沿いの筋緊張部位に変更し、約15分施術し筋弛緩を確認した。その結果、蹲踞肢位における左臀部から左下肢外側痛は10から1（NRS改変）となった。

　顔をしかめるほど痛かったのに今はほとんど痛くないと喜ばれていた。