【患者】50代後半、女性
【主訴】仕事中しゃがんでする作業が、左膝の痛みで出来ない。
【現病歴】約3年前に特に誘因なく、左膝痛が発生。近医整形外科を受診し、レントゲン検査にて変形性膝関節症との診断を受けた。以後、現在まで通院リハビリを行っている。当初と比べると、痛みは3~4割減っているとのことだが、それ以降の変化がみられないとのこと。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、女性
【主訴】仕事中しゃがんでする作業が、左膝の痛みで出来ない。
【現病歴】約3年前に特に誘因なく、左膝痛が発生。近医整形外科を受診し、レントゲン検査にて変形性膝関節症との診断を受けた。以後、現在まで通院リハビリを行っている。当初と比べると、痛みは3~4割減っているとのことだが、それ以降の変化がみられないとのこと。
続きを読む【現症】立位からの椅座位への移行(以下、同動作)中、左膝蓋骨内側下部に痛みが出現する。同動作時における膝関節の自動屈曲可動域(以下、ROM)は約60°で、それ以上は痛みで曲げれない。
【施術と結果】本症例は、立位から椅座位移行中に痛みが発生する事から、左大腿部の筋緊張が要因と考えた。触察にて、左大腿部前面中央部に筋緊張と感じられる状態を確認し、そこを施術開始箇所とした。
施術開始から約5分で施術部の筋弛緩を確認。同動作での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなり、ROMは約70°になった。改善がみられた事から、同部位の施術を継続する事とした。
約10分後、同部の更なる筋弛緩を確認。痛みは10から1(NRS改変)と更に小さくなり、同動作でのROMは約90°へ改善した。その後は継続するも、今回の施術時間内では変化は見られなかった。しかし、「最近ずっと変化がなかったのに、初回でこんなに変わるなんて」と喜んでいただけた。