【患者】70代前半 男性
【主訴】首が痛くて上を向けない
【現病歴】2週間前に腰が痛くなりぎっくり腰になりそうな感じがしたので、近所の接骨院に行きぎっくり腰になりそうな不安は解消したが、二日後に頚部後面から背部にかけて痛みが出始めた。再び接骨院に行こうと思ったが怖くなり、知人の紹介でご来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 男性
【主訴】首が痛くて上を向けない
【現病歴】2週間前に腰が痛くなりぎっくり腰になりそうな感じがしたので、近所の接骨院に行きぎっくり腰になりそうな不安は解消したが、二日後に頚部後面から背部にかけて痛みが出始めた。再び接骨院に行こうと思ったが怖くなり、知人の紹介でご来院された。
続きを読む【現症】安静時痛は無く、頚部関節可動域(以下、ROM)自動、後屈約20°で頚部後面から背部後面に痛みが発生する。
【施術と結果】本症例は、腰痛寛解後に頚部後屈時の頚部後面から背部後面にかけての痛みを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、要因は筋緊張による血行不良と推測した。頚部後面を触察し、筋緊張を確認緩消法を約1分施し、筋弛緩を行った結果、頚部ROM後屈約20°で発生する頚部後面の痛みは10から0(NRS改変)となり、頚部ROMは伸展約40°となった。背部痛は10から3(NRS改変)となったため、痛みを訴える部位を示していただきながら筋弛緩を約5分行った結果、痛みは10から0(NRS改変)となった。