【患者】70代後半 男性
【主訴】右手の中指がばね指になって治らない。痛みもある。
【現病歴】約2年前、転倒による右中指の突き指後、右中指に弾発症状が発症し、近医整形外科にて弾発指と診断された。
以後も弾発症状は続き、掌握運動で右中指の痛みが増悪。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半 男性
【主訴】右手の中指がばね指になって治らない。痛みもある。
【現病歴】約2年前、転倒による右中指の突き指後、右中指に弾発症状が発症し、近医整形外科にて弾発指と診断された。
以後も弾発症状は続き、掌握運動で右中指の痛みが増悪。
続きを読む【現症】右中指の掌握運動で右中指手指節関節(以下、MP関節)周辺に痛みが生じ、右中指MP関節屈曲約90°位でロッキングが起こる。
【施術と結果】本症例は、約2年前から右中指MP関節に弾発症状が発症し、目視及び触察により、熱感や腫張が確認出来ないことから、右中指MP関節の屈筋腱の肥厚が要因であろうと考えた。
はじめに、触察により右中指MP関節周辺の屈筋腱の肥厚を確認し、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。
その結果、ロッキングの症状に変化は無かったが、右中指の掌握運動での痛みは10から4(NRS改変)と小さくなった。
変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。
その結果、右中指の掌握運動での痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
ロッキングの症状も消失した。
「もう治らないと思っていたけど、こんなに早く楽になるなんて。」と驚いた様子で笑顔で帰路につかれた。