【患者】60代前半 女性
【主訴】歩くときに痛い
【現病歴】約2ヶ月前に犬の散歩をしていた際に痛みが発症、歩行時に左膝関節内側に痛みが起こる。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 女性
【主訴】歩くときに痛い
【現病歴】約2ヶ月前に犬の散歩をしていた際に痛みが発症、歩行時に左膝関節内側に痛みが起こる。
続きを読む【現症】左膝関節可動域(以下、ROM)は自動屈曲約40°で痛みのため制限あり。歩行時に荷重が出来ないため跛行を呈する。
【施術内容と結果】本症例は、2ヶ月前より続く犬の散歩中に発症した跛行を呈するほどの左膝関節痛を訴えているが、外傷性ではない事から痛みの要因は筋緊張による血行不良と推察した。
先ず、大腿四頭筋を触察すると、左膝蓋骨上部から近位約20㎝周辺に筋緊張を確認し緩消法にて約2分施術し筋弛緩を確認した結果、歩行時痛は10から7(NRS改変)と小さくなり、左膝ROMは自動屈曲約45°と大きくなった。
次に、大腿直筋付着部の下前腸骨棘周辺を触察し筋緊張を確認したため約2分施術し筋弛緩を確認した結果、歩行時痛は10から0(NRS改変)と消失し、左膝ROMは自動屈曲約90°と大きくなった。
「これなら犬の散歩も問題なくできそうね」と喜んでいただけた。