【患者】50代後半 女性
【主訴】8ヶ月前に飛行機の中で急に右側の首が激痛で痛みに耐えられず、それ以来、首が回らなくなった。最近さらに悪化してきたのできちんと治したい。
【現病歴】約8ヶ月前から特に誘因なく、飛行機の中で頚部右側に疼痛を発症。それ以来、右回旋にかなりの可動域制限が出現する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】8ヶ月前に飛行機の中で急に右側の首が激痛で痛みに耐えられず、それ以来、首が回らなくなった。最近さらに悪化してきたのできちんと治したい。
【現病歴】約8ヶ月前から特に誘因なく、飛行機の中で頚部右側に疼痛を発症。それ以来、右回旋にかなりの可動域制限が出現する。
続きを読む【現症】頚部関節可動域(以下、ROM)は自動で右回旋約25°で第5頚椎(以下、C5)棘突起から右外側約4cm周辺に痛みが出現し、痛みによるROM制限有り。
【施術と結果】本症例は約8ヶ月前から頚部を右回旋した際に発症する可動域制限を伴う頚部痛を訴えており、目視及び触察により熱感や腫脹が感じられなかった事から頚部右側の運動痛は頚部の筋緊張による血行不良が要因であろうと考えた。
疼痛を訴える頚部右側C5高位辺りの筋を触察し、癒着様と思われるしこりを確認した。癒着様と思われるしこりに緩消法を約2分行い、癒着様と思われるしこりが約1/2程小さくなった事を確認した。
結果、頚部右回旋時の頚部右側の痛みは10から7(NRS改変)になり、頚部ROMは自動運動にて右回旋時に約35°と大きくなった。更に残存する癒着様と思われるしこりに緩消法を約5分行い、癒着様と思われるしこりの消失を確認した。その結果、頚部右回旋時の頚部右側の痛みは10から1(NRS改変)になり、頚部ROMは自動運動にて右回旋時に約55°と大きくなった。
更に、同部位周辺を約5分弛緩していくと頚部右回旋時の頚部右側の痛みは10から0(NRS改変)になり、頚部ROMは自動運動にて右回旋時に約60°と大きくなった。
「痛くない、かなり動かせる様になった。」とお喜びのご報告を頂いた。