【患者】50代後半、女性
【既往歴】-
【主訴】仕事で前かがみになることが多いからか、首の後ろが痛くなる。
【現病歴】仕事で前傾姿勢になることが多いせいか、半年以上前から後頚部痛が発生するようになった。特に加療を受けずに過ごしていたが、ここ3~4日は常時痛みを感じるため、当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、女性
【既往歴】-
【主訴】仕事で前かがみになることが多いからか、首の後ろが痛くなる。
【現病歴】仕事で前傾姿勢になることが多いせいか、半年以上前から後頚部痛が発生するようになった。特に加療を受けずに過ごしていたが、ここ3~4日は常時痛みを感じるため、当院受診された。
続きを読む【現症】安静時痛あり。日常生活上の可動域制限は確認できなかったが、頭部伸展動作時に特に痛みを感じる。
【施術と結果】本症例は、半年以上続く後頚部痛を訴えているが、頭部伸展動作時に特に痛みを感じることから、痛みを訴える部位の周辺に筋の癒着があると考えられ、筋の癒着が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える僧帽筋中部線維起始部周辺を触察し、筋の収縮に制限が確認できたため、筋の癒着であると判断し、緩消法にて約30秒弛緩したところ、筋の収縮制限が確認できなくなり、痛みが10から0(NRS改変)となった。
僧帽筋上部線維起始部周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張にて誘発されると考えられたため、残りの約20分は腰部側面の筋緊張を弛緩し終了した。
「痛みがなくてとても快適です。」と笑顔で帰路につかれた。