【患者】20代後半、女性
【既往歴】―
【主訴】B型肝炎のワクチン2回目を打ってから偏頭痛が治らない。
【現病歴】約8年前のB型肝炎ワクチン接種後、左側の片頭痛が発症する。気象の変化により痛みが増悪し、耐えられないほどの痛みも歯を食いしばって我慢している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半、女性
【既往歴】―
【主訴】B型肝炎のワクチン2回目を打ってから偏頭痛が治らない。
【現病歴】約8年前のB型肝炎ワクチン接種後、左側の片頭痛が発症する。気象の変化により痛みが増悪し、耐えられないほどの痛みも歯を食いしばって我慢している。
続きを読む【現症】左側耳鳴り発生後、左側頭部に痛みが発生し次第に増悪する。
【施術と結果】本症例は、左側頭部に片頭痛を訴えており、頚部の筋緊張による頭部への血行不良が一つの要因であろうと考えた。
はじめに、痛みを訴える頚部左側を触察したところ、胸鎖乳突筋停止部周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左側頭部の痛みが10から3(NRS改変)と小さくなった。痛みに変化が確認できた為、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左側頭部の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
再発防止のため、腰部側面の筋緊張が頚部左側周辺の筋緊張を誘発するであろうと考え、施術部位を腰部側面へ移行した。
触察にて、腰部側面の筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約20分施術し、筋弛緩を確認し、施術を終了した。
「痛みが順に引いてきて、頭に血が流れた感じでスッキリしました。偏頭痛で困ってる人に教えてあげます。」と喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。