【患者】20代後半 男性
【主訴】膝が痛くて、ストレッチをしたが、なかなか治らない。春に野球が始まるからそれまでに走れるようになりたい。
【既往歴】-
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半 男性
【主訴】膝が痛くて、ストレッチをしたが、なかなか治らない。春に野球が始まるからそれまでに走れるようになりたい。
【既往歴】-
続きを読む【現症】日常生活上の膝関節可動域制限は確認できないが、起立動作時に左膝関節外側に痛みが発生する。安静時痛はない。
【施術と結果】本症例は、約1年前から特に誘因なく左膝関節外側に痛みが発生し、目視及び触察により腫脹や熱感が確認できないことから、膝関節周辺の筋緊張による血行不良が一つの痛みの要因であろうと考えた。
はじめに、起立動作で最も痛みを感じる部位を示してもらったところ、左腓骨頭周辺を示したため、触察により筋緊張を確認し、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、起立動作での左膝関節外側の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。変化が確認出来たため、同部位周辺に緩消法を約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、起立動作での左膝関節外側の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。
大きな変化が確認出来なかったことから、左腓骨頭周辺の筋緊張は左上前腸骨棘内側周辺の筋緊張が要因であろうと考え、触察により左上前腸骨棘内側周辺の筋緊張を確認し、同部位周辺に緩消法を約10分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、起立動作での左膝関節外側の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
膝の痛みが消失したことに喜んだ様子で、その場で笑顔で小走りをし、痛みがない事を確認し、安心した様子で笑顔で帰路につかれた。