【患者】60代前半 男性
【主訴】2年くらい前から腰から下のツッパリ感が強く、常時太ももやお尻が重だるい。夕方になると痛くなってくる。座っているのも歩くのも不安で、最近は外出も控えるようになってきた。
【既往歴】脂質代謝異常症(8年前)、腰部脊柱管狭窄症(1年前)
【現病歴】以前から軽度の腰痛があったが、2年前のハイキング後から症状が増悪傾向にあり、日常生活に支障がではじめている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】2年くらい前から腰から下のツッパリ感が強く、常時太ももやお尻が重だるい。夕方になると痛くなってくる。座っているのも歩くのも不安で、最近は外出も控えるようになってきた。
【既往歴】脂質代謝異常症(8年前)、腰部脊柱管狭窄症(1年前)
【現病歴】以前から軽度の腰痛があったが、2年前のハイキング後から症状が増悪傾向にあり、日常生活に支障がではじめている。
続きを読む【現症】両大腿前面および両臀部の圧重感および鈍痛あり。左下肢に比べて右下肢にやや強い症状が現れる。カウンセリングの際、約10分の端坐位保持により、両大腿前面および両臀部の圧重感の増悪が確認できた。
【施術と結果】本症例は、約2年前から両大腿前面および両臀部の圧重感と鈍痛を訴えており、その要因は患部および腰部の筋緊張と考えて触察したところ、腰部および下肢全体広範囲に筋緊張が確認できた。
はじめに、もっとも強い要因と思われる第4腰椎高位の腰部両側面の筋緊張部位に約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、両大腿前面および臀部の圧重感が主観で2割減少した。引き続き、同部位周辺に約30分施術し筋弛緩を確認した。その結果、両大腿前面および臀部の圧重感が主観で8割減少した。
その後、説明などの会話をしながら端坐位を約10分保持したが両大腿前面および両臀部の圧重感の増悪はないとの報告を受けた。なんか軽い感じがすると喜ばれていた。