【患者】30代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】半年前にこけて膝を打った。その後から膝の痛みが治らない。
【現病歴】約6ヶ月前に転倒し、左膝を打った。その後時間が経過しても痛みが引かない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】半年前にこけて膝を打った。その後から膝の痛みが治らない。
【現病歴】約6ヶ月前に転倒し、左膝を打った。その後時間が経過しても痛みが引かない。
続きを読む【現症】安静時も痛みがあるが、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。30分以上歩いていると痛みが悪化する。
【施術と結果】本症例は、約6か月前に転倒し左膝を打ったことから発生している左膝の痛みを訴えているが、転倒より約6か月が経過していることと、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったことから、左膝部周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える左膝蓋骨下縁周辺を触察したところ、筋の収縮に制限があり、筋の癒着と考えた。筋の癒着と考えられる部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、筋の収縮制限が確認できなくなり、痛みが10から0(NRS改変)となった。
残りの約20分は再発防止のために、左膝蓋骨下縁周辺の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩し終了した。
「あっさりと痛みが消えると聞いていたけど、本当にあっさりだった。」と驚きの表情であった。