【患者】20代後半 女性
【主訴】11時間くらい夜行バスに乗ってから、お尻と腰が痛くなった。お尻の痛みはすぐ取れたが腰痛だけが残ったまま困っている。
【既往歴】―
【現病歴】約2か月前、夜行バスによる長時間の座位姿勢後に腰痛が発生。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半 女性
【主訴】11時間くらい夜行バスに乗ってから、お尻と腰が痛くなった。お尻の痛みはすぐ取れたが腰痛だけが残ったまま困っている。
【既往歴】―
【現病歴】約2か月前、夜行バスによる長時間の座位姿勢後に腰痛が発生。
続きを読む【現症】第2腰椎(以下、L2)から第3腰椎(以下、L3)左側の脊柱起立筋周辺に痛みが発生。日常生活上の胸腰部可動域制限は確認できない。
【施術と結果】本症例は、約2か月前、長時間の座位姿勢後に腰痛が発生した。目視及び触察にて腫脹及び熱感が確認できないことから、腰部の筋緊張による血行不良が痛みの要因であろうと考えた。
はじめに、脊柱起立筋の筋緊張は腰部筋群の緊張が要因であろうと考え、腰部両側面の筋緊張部位を確認し、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、L2からL3左側の脊柱起立筋周辺の痛みが10から4(NRS改変)と小さくなった。変化が確認できた為、さらに同部位周辺に緩消法を約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、L2からL3左側の脊柱起立筋周辺の痛みが10から3(NRS改変)と小さくなった。変化が確認できた為、さらに同部位周辺に緩消法を約3分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、L2からL3左側の脊柱起立筋周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
残りの時間は再発抑制として、脊柱起立筋の筋緊張の要因であろうと考えられる、腰部両側面の筋緊張部位に緩消法を施術し、筋弛緩を確認し、施術を終了した。
腰痛が改善したことで「これで元気に走れそう!」と喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。