【患者】50代前半、男性
【既往歴】-
【主訴】1年前から腰が痛かった。2週間前にぎっくり腰になってから痛みが悪化し、歩きにくい。
【現病歴】約1年前に親の介護からか腰が痛くなった。なんとか我慢しながらも生活できていたが、約2週間前にぎっくり腰になり、歩行時に難しさを感じるため仕事が困難になり当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半、男性
【既往歴】-
【主訴】1年前から腰が痛かった。2週間前にぎっくり腰になってから痛みが悪化し、歩きにくい。
【現病歴】約1年前に親の介護からか腰が痛くなった。なんとか我慢しながらも生活できていたが、約2週間前にぎっくり腰になり、歩行時に難しさを感じるため仕事が困難になり当院受診された。
続きを読む【現症】安静時も腰痛・左下肢の痺れがあり、胸腰部屈曲約15°で痛みが悪化する。
【施術と結果】本症例は、約1年前から続く腰痛が約2週間前のぎっくり腰により悪化したことを訴えているが、触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、腰部の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える腰部左側の第12肋骨直下を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩したところ、安静時の腰部の痛みは10から0(NRS改変)となり、胸腰部屈曲約15°での痛みは10から4(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約5分弛緩したところ、胸腰部屈曲約15°での痛みは10から0(NRS改変)となった。
腰部左側の第12肋骨直下の筋緊張は腰部側面の筋緊張により誘発すると考えられたため、残りの約20分は腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩し終了した。
「この1年でいろんな治療を受けたが、改善がなかったので疑っていたが、本当に痛くなくなってびっくり。」と、体を動かしながら驚かれていた。