【患者】40代前半 女性
【主訴】2日程前に寝違えたせいか、左肩が痛くて腕が上がらない。
【既往歴】ー
【現病歴】2日前の起床時に首から肩にかけて痛みを感じ、その後右肩関節可動域(以下、ROM)に痛みによる制限が発生。デスクワークをしており、長時間に亘り俯いてパソコン作業を行うことが多い。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】2日程前に寝違えたせいか、左肩が痛くて腕が上がらない。
【既往歴】ー
【現病歴】2日前の起床時に首から肩にかけて痛みを感じ、その後右肩関節可動域(以下、ROM)に痛みによる制限が発生。デスクワークをしており、長時間に亘り俯いてパソコン作業を行うことが多い。
続きを読む【現症】安静時痛なし、左肩ROMは自動屈曲約90°、外転約90°で左肩関節周辺の痛みによるROM制限が発生。
【施術と結果】本症例は、急性疼痛性頚部拘縮により左肩ROM制限が生じており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、左肩関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、左肩自動屈曲約90°肢位で触察したところ、左僧帽筋上部周辺に最も筋緊張を確認した為、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認。結果、左肩ROMは自動で屈曲約100°、外転約120°と大きくなった。
次に、左肩自動屈曲約100°肢位で最も痛みを感じる部位を示してもらったところ、左肩関節後面を示した為、触察により第3胸椎左僧帽筋周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認。結果、右肩ROMは自動で屈曲約120°、外転約170°と大きくなった。
続いて、左肩自動屈曲約120°肢位で触察したところ、左小胸筋周辺に強い筋緊張を確認した為、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認。結果、左肩ROMは自動で屈曲約180°、外転約180°と大きくなり、日常生活上のROM制限は確認できなくなり、左肩関節周辺の運動痛も消失した。
もしかしたらずっとこの痛みが続くのかと不安だったのでとても嬉しいと報告を受けました。