【患者】40代前半 女性
【主訴】朝起き上がる時、背中がすごく痛い。起き上がったあと痛くてしばらく歩けない。
【既往歴】−
【現病歴】約1ヶ月前、特に誘因なく仰臥位から離床動作時に、背部に強い痛みが出現。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】朝起き上がる時、背中がすごく痛い。起き上がったあと痛くてしばらく歩けない。
【既往歴】−
【現病歴】約1ヶ月前、特に誘因なく仰臥位から離床動作時に、背部に強い痛みが出現。
続きを読む【現症】離床動作時に、第9胸椎および第11胸椎(以下、Th)の左右外側約3cm周辺に痛みが発生。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、触察により熱感や腫脹が確認出来ないことから、背部周辺の筋緊張による血行不良が痛みの一つの要因であろうと考えた。
はじめに、触察によりTh9およびTh11周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、離床動作時の痛みは10から7(NRS改変)と小さくなった。変化が確認できた為、さらに同部位周辺に緩消法を約8分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
再発予防を目的として、肩甲骨周辺の筋緊張の要因であろうと考えられる、腰部側面に施術を移行した。腰部側面の筋緊張部位周辺に、緩消法を約20分施術し、筋弛緩を確認し施術を終了した。
「起き上がっても痛くない!こんなすぐに結果が出てびっくり!!」と驚いた様子で笑顔で帰路につかれた。