【患者】70代後半 女性
【主訴】10分くらい歩くと腰が痛くなってくる。前かがみでないと歩けない
【既往歴】人工股関節置換術後(約10年前)、人工膝関節置換術後(約4年前)、脊柱管狭窄症(約3年前)、
【現病歴】約3年前に腰痛を発症、近医整形外科にて腰部脊柱管狭窄症と診断される。鍼灸マッサージに週2回通っている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半 女性
【主訴】10分くらい歩くと腰が痛くなってくる。前かがみでないと歩けない
【既往歴】人工股関節置換術後(約10年前)、人工膝関節置換術後(約4年前)、脊柱管狭窄症(約3年前)、
【現病歴】約3年前に腰痛を発症、近医整形外科にて腰部脊柱管狭窄症と診断される。鍼灸マッサージに週2回通っている。
続きを読む【現症】安静時痛なし。約10分の歩行で腰痛が発生する。胸腰部関節可動域(以下、ROM)は自動伸展約-10°
【施術と結果】本症例は約3年前から発症した約10分の歩行で発症する腰痛を訴えているが、目視、触察によって出血および熱感、腫脹がない事から腰部全体の筋緊張が痛みの要因と考えた。
腰部全体の筋緊張は腰部側面の筋緊張が原因であると考え触察したところ、腰部側面の押圧深は左右共に約2.5㎝であり筋緊張を確認した。同部位に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、押圧深は左右共に約3.0㎝となった結果、胸腰部ROMは自動伸展約-7°となった。更に約35分施術した結果、押圧深は左右4.5、右5.0㎝となった結果、胸腰部ROMは自動伸展-5°となり、約10分の歩行では腰痛は発症しなかった。
後日「あれからスーパーに行ってもカートに寄りかからないで歩けるようになった。もう治らないかもと諦めていましたが、知人に緩消法を教えてもらって良かった」とお喜びのご報告を受けた。