【患者】60代後半 男性
【主訴】右の人差し指に力が入らない
【現病歴】約1年位前に右手に違和感が出始め、人差し指の筋肉が痩せてきていることに気づいた。近医整形外科を受診し、脳外科での検査を勧められ検査をしたが、異常は無く、更に大学病院での受診を促され受診し、右第一背側骨間筋の委縮で、右肘内側の神経圧迫によるものと診断された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代後半 男性
【主訴】右の人差し指に力が入らない
【現病歴】約1年位前に右手に違和感が出始め、人差し指の筋肉が痩せてきていることに気づいた。近医整形外科を受診し、脳外科での検査を勧められ検査をしたが、異常は無く、更に大学病院での受診を促され受診し、右第一背側骨間筋の委縮で、右肘内側の神経圧迫によるものと診断された。
続きを読む【現症】日常生活には特別困ってはいないが、示指の外転時に関節の強張りがある。
【施術と結果】本症例は、右第一背側骨間筋の委縮による関節の強張りを訴えており、右肘内側の神経圧迫との医師の診断から、右肘周辺の筋弛緩で変化がみられるのではないかと推測し、右肘内側周辺を触察し、上腕三頭筋遠位と尺側手根屈筋近位に筋緊張を確認した。約2分緩消法を施し、筋弛緩を確認したが症状に変化は確認できなかった。
次に、関節の強張りを訴える部位を触察すると示指と中指の手掌部に腱か筋と思われる緊張を確認した。緩消法を約3分施し、施術部位の弛緩を確認した結果、示指の外転動作がスムーズになり、関節の強張りも消失し、可動域も拡がったと患者さんご本人から報告を頂いた。筋委縮は直ぐに結果の出るものではないと理解されていたが、希望が持てましたと喜ばれておりました。