【患者】70代前半、女性
【主訴】歩く時に右の膝裏が痛くて辛い。特に椅子から立ち上がってすぐが暫く痛い。
【現病歴】約2年前、特に誘因なく右膝関節痛が発生。リハビリ通院を行った時期もあるが、現在も痛みが継続している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半、女性
【主訴】歩く時に右の膝裏が痛くて辛い。特に椅子から立ち上がってすぐが暫く痛い。
【現病歴】約2年前、特に誘因なく右膝関節痛が発生。リハビリ通院を行った時期もあるが、現在も痛みが継続している。
続きを読む【現症】椅座位からの起立後、第一歩目から荷重時(以下、同動作)に右膝関節後面に痛みを感じる。エアロバイクを20分ほど漕ぐと痛みが消えてくる。
【検査結果】触診にて膝蓋跳動なし。
【施術と結果】本症例は、特に誘因なく発症しており、また、膝関節内に腫れが無いことから、腰部右側の筋緊張亢進が要因と考えた。しかし、膝痛は腰部深部の筋緊張亢進が原因として考えられると思った為、健側患側差を触察で判断する事は困難であった。
まずは、腰部右側面を施術開始箇所とした。施術者①から施術開始。約2分で筋弛緩を確認。同動作での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。変化が見られた事から、同部位への施術継続を決定した。
次に施術者②に交代。施術継続から約5分で更なる筋弛緩を確認。同動作での痛みは10から0(NRS改変)と消失し、喜んで頂けた。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①筆者②渡邉の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査評価は施術者①が行った。