【主訴】半年前から右肩が痛かったが徐々に肘まで痛み出してきた。
【既往歴】-
【現病歴】半年以上前から肩凝りを強く感じる様になっていたが、その後徐々に肘まで痛み出し夜も眠れなくなってきた。近医整形外科で検査の結果、五十肩と診断され湿布を処方されるが改善しない。知人の紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【主訴】半年前から右肩が痛かったが徐々に肘まで痛み出してきた。
【既往歴】-
【現病歴】半年以上前から肩凝りを強く感じる様になっていたが、その後徐々に肘まで痛み出し夜も眠れなくなってきた。近医整形外科で検査の結果、五十肩と診断され湿布を処方されるが改善しない。知人の紹介で来院された。
続きを読む【現症】痛みは右肩関節約30°水平屈曲及び約90°外転時にのみ右肩関節から右前腕部中下2/3辺り迄発現する。右肩関節痛も現存するが本症例報告に於いては省略する。
【施術と結果】本症例は右肩関節から前腕部にかけての痛みを訴えているが、触察及び目視により腫脹や熱感が認められなかった為、筋緊張による血行不良が要因と考えた。
先ず右小円筋の筋緊張箇所に緩消法を約30秒行い筋弛緩を確認した。その結果、右肩関節から前腕部にかけての痺れが主観で約5割軽減したのと報告を受けた。効果が確認できた為、更に同箇所を含め筋緊張が確認できた棘下筋辺りまで施術範囲を広げ、約10分行い筋弛緩を確認した。その結果、左肩関節水平屈曲約30°、外転約90°の肢位に於ける痺れは消失したとの報告を受けた。
その後は再発防止の為に必要と考える腰部側面の筋弛緩を約20分行い終了した。
左肩関節の運動痛はまだ現存するもののしびれが消失し、安堵した様子で帰路につかれた。