数ヶ月前に発症した背部痛の改善例

【現症】安静時も右肩甲骨内側下部周辺に痛みがあるが、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。

【施術と結果】本症例は、約数ヶ月前から常態化している背中の痛みであるが、触察にて腫脹や熱感が確認できなかったことから、右肩甲骨内側下部周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。

　まず、痛みを訴える右肩甲骨内側下部周辺を触察したところ、筋緊張が確認できたため、その筋に繋がる第12番肋骨の際を緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から0(NRS改変)となった。

　痛みに改善がみられ再発しないために、引き続き右肩甲骨内側下部周辺の筋緊張を緩消法にて約3分弛緩した。

　痛みは消失したが、右肩甲骨内側下部周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張により発生すると考えられたため、腰部側面を緩消法にて約25分弛緩し、終了した。

「さっき痛かったのに痛みが消えた。1回で痛みがなくなってとても嬉しいです。」とお喜びのご報告を受けた。