【患者】30代後半女性
【主訴】2週間ほどひどく咳をしていて、脇腹がかなり痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約2週間前より咳嗽し症状が強く、3日ほど前より右季肋部に強い痛みが発生した為来院。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代後半女性
【主訴】2週間ほどひどく咳をしていて、脇腹がかなり痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約2週間前より咳嗽し症状が強く、3日ほど前より右季肋部に強い痛みが発生した為来院。
続きを読む【現症】右季肋部胸椎5番(以下、T5)から胸椎9番(以下、T9)高位周辺部の痛みが強い。右前腕前方挙上時(+)外転時(+)。
【施術と結果】本症例は咳嗽が続いた為、右季肋部周辺部痛を呈している。肋骨不全骨折の疑いもお伝えし、アライメントに異常がないと思われる為、今回は、咳嗽による筋緊張肋間筋の筋緊張が痛みの原因であると考え施術を行う事に同意をいただいた。又、不全骨折であれば後療など処置はなく約4週で完治するとの説明を行った。
先ず、痛む部位をご指示いただき緩消法を約30秒行い、部位を変更しながら数箇所筋弛緩を確認した。痛みは10から8(NRS改変)に小さくなった。
季肋部を下方に引張している右腰部筋群の緊張を確認した為、側面に対し緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から6(NRS改変)に小さくなった。
以降1週間合計約30分の施術により痛みは消失し、肩関節前方挙上及び外転運動時の季肋部痛から解放され、非常に喜ばれた。