1年前の頚椎手術後に悪化した後頚部痛の改善例

【患者】50代前半、女性

【主訴】首の左後ろが痛い。首が痛くて同じ姿勢で支えていられない感じ。眼の見え方もすっきりしない。

【既往歴】約1年前、頚椎手術(C3〜6椎弓形成術)

【現病歴】約2年前、もともと少しあった頚部痛と両上下肢の動かしにくさが特に誘因なく悪化。近医整形外科を受診し、頚椎MRI検査にて脊柱管狭窄症を指摘された。その後自然経過を見ていたが改善しないため、四肢症状の悪化防止の意味も含めて手術となった。四肢の動かしにくさは改善したが、頚部痛はむしろ手術後から特に顕著となった。現在、鎮痛剤を3種類内服している。

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By jhocr