1週間前に寝違えてから続く左頚部痛が30秒で改善した例

【現症】安静時も左頚部に痛みがあり、頚部右回旋動作で痛みが悪化するが、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。

【施術と結果】本症例は、約1週間前に寝違えてから続く左頚部の痛みを訴えているが、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、痛みを訴える左頚部の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。

　まず、痛みを訴える左胸鎖乳突筋停止部周辺を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約30秒弛緩したところ、痛みが10から0(NRS改変)と消失し、頚部右回旋動作時の痛みも消失した。

　ご本人の都合により短時間の施術となったが、「改善がなくて不安でした。痛みがなくなってうれしい。」とお喜びの表情であった。