【患者】50代後半 女性
【主訴】デスクワークの為、15年以上首や肩凝りに悩まされている
【既往歴】ー
【現病歴】頚・肩凝りは15年程前から慢性的にあり痛みも伴っている。偏頭痛も時々発現し、その際は鎮痛薬を服用し定期的に鍼灸院を利用していたが、年々悪化してきた事から知人の紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】デスクワークの為、15年以上首や肩凝りに悩まされている
【既往歴】ー
【現病歴】頚・肩凝りは15年程前から慢性的にあり痛みも伴っている。偏頭痛も時々発現し、その際は鎮痛薬を服用し定期的に鍼灸院を利用していたが、年々悪化してきた事から知人の紹介で来院された。
続きを読む【現症】左右の僧帽筋辺りに肩凝り症状と頚部の凝り感並びに後頭部頭痛が認められた。頸部の可動制限は認められない。
【施術と結果】本症例は約15年程前からの慢性的な頚・肩凝りが悪化傾向にある事を訴えられている為、筋緊張による血行不良であろうと考えた。
先ず、肩凝りを一番感じる箇所を指差していただくと左肩甲骨上角辺りを指示された為、同箇所に緩消法を約1分程行い筋弛緩を確認した。その結果、同箇所の凝り感は主観で消失したとの報告を受けた。
次に後頭部痛がある箇所を指差していただくと第1頚椎から左外側約1cmの箇所を指示された為、如何箇所を触察し緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。その結果、後頭部痛は10から5(NRS改変)となった。効果が確認できた為、更に同箇所に緩消法を2分行い筋弛緩を確認した。その結果、後頭部痛は10から0(NRS改変)と消失した。後の時間は再発予防の為と考える腰部の筋弛緩を行い終了した。
鍼をしてもらった時よりもずっと早く痛みが取れたと喜んでいただけた。