【患者】40代前半 女性
【主訴】1年くらい前、ゴルフの練習をしていたらひどい腰痛になり、それ以来腰を曲げたり伸ばしたりすると痛くてゴルフができない。
【既往歴】-
【現病歴】約1年前、ゴルフの練習中に腰部に激痛が発生し、近医整形外科を受診したところ第3・第4腰椎(以下、L3、L4)椎間板ヘルニアと診断され、安静を指示された。以降腰部の痛みは続いており、胸腰部関節可動域(以下、ROM)に痛みによる制限が有る。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】1年くらい前、ゴルフの練習をしていたらひどい腰痛になり、それ以来腰を曲げたり伸ばしたりすると痛くてゴルフができない。
【既往歴】-
【現病歴】約1年前、ゴルフの練習中に腰部に激痛が発生し、近医整形外科を受診したところ第3・第4腰椎(以下、L3、L4)椎間板ヘルニアと診断され、安静を指示された。以降腰部の痛みは続いており、胸腰部関節可動域(以下、ROM)に痛みによる制限が有る。
続きを読む【現症】腰部に安静時痛有り。胸腰部ROMは自動で屈曲約20°、伸展約10°で痛みによるROM制限を確認。
【施術と結果】本症例は、腰部の痛みが1年以上継続しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、腰部の筋緊張が要因と考えた。
先ず、腰部を触察したところ全体に強い緊張を確認した為、L3高位の腰部側面から緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から5(NRS改変)と小さくなり、胸腰部ROMは自動で屈曲約45°、伸展約20°と大きくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から0(NRS改変)と消失し、胸腰部ROMは自動で伸展約30°と大きくなり、胸腰部に日常生活上の可動域制限は確認できなくなったが、胸腰部伸展動作での腰部の痛みが残存。
次に、胸腰部伸展動作で最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、L4高位の両腸骨稜周辺を示した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、胸腰部伸展動作での腰部の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
1回で痛みが消えるとは思わなかったとお喜びいただいた。