【患者】80代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】6か月前に重いものを持ってぎっくり腰になって、それからずっと腰が痛い。
【現病歴】約6か月前に重いものを持った時にぎっくり腰が発生し、2日ほど安静にしていた。歩けるまでは回復したが、長時間の座位や立ち上がり動作等の際に痛みがあり、日常生活が不便なため当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】6か月前に重いものを持ってぎっくり腰になって、それからずっと腰が痛い。
【現病歴】約6か月前に重いものを持った時にぎっくり腰が発生し、2日ほど安静にしていた。歩けるまでは回復したが、長時間の座位や立ち上がり動作等の際に痛みがあり、日常生活が不便なため当院受診された。
続きを読む【現症】安静時も第4腰椎高位で右外方へ約5cmの部位に痛みを訴える。30分以上の座位や立ち上がり動作、胸腰部回旋動作で痛みが強くなる。
【施術と結果】本症例は、約6か月前に発生したぎっくり腰以降続く腰痛であるが、目視や触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、腰部の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える第4腰椎高位で右外方へ約5cmの部位を触察し、筋緊張を確認したため緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から4(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
痛みは消失したが、第4腰椎高位で右外方へ約5cmの部位の筋緊張は腰部側面の筋緊張にて引き起こされると考えられるため、腰部側面へと施術を移行した。腰部側面を触察し、筋緊張を確認したため、緩消法にて約20分弛緩し終了した。
「あれ?なんで?全然痛くなくなった。」と驚きの表情であった。