【患者】50代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】5年前に交通事故に遭って、むち打ちになり、治らずにいる。
【現病歴】約5年前に交通事故に遭い、むち打ちになった。近医整形外科にて痛み止めや湿布の処方を受け、リハビリを受けた後、整体やマッサージ等に通ったが、悪化傾向にある。知人に相談し、当院を勧められ受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】5年前に交通事故に遭って、むち打ちになり、治らずにいる。
【現病歴】約5年前に交通事故に遭い、むち打ちになった。近医整形外科にて痛み止めや湿布の処方を受け、リハビリを受けた後、整体やマッサージ等に通ったが、悪化傾向にある。知人に相談し、当院を勧められ受診された。
続きを読む【現症】安静時も後頚部に痛みあり。頚部関節可動域は自動伸展約15°にて痛みが悪化する。
【施術と結果】本症例は、約5年前の交通事故により発生した後頚部痛であり、頚部伸展動作にて痛みが悪化することから、事故の際に頚部に強い衝撃が加わったことで過緊張となったことが一つの要因であると考えられた。
痛みがある部位を指示していただき触察したところ、筋の収縮に制限があり、筋の癒着であると考えた。緩消法にて約30秒弛緩したところ、筋の収縮制限は確認できなくなり、安静時痛が10から3(NRS改変)となり、頚部関節可動域は自動伸展約45°まで可能となった。
再度痛みがある部位を指示していただき触察したところ、筋緊張が確認できたため緩消法にて約30秒弛緩したところ、安静時痛は10から0(NRS改変)となり、日常生活上の可動域制限は確認できなくなった。
後頚部の筋緊張は腰部側面の筋緊張により発生すると考えられるため、残りの約20分は腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩し終了した。
「5年もいろんなところに通ったから、1回で痛みがとれることはないと思っていた。こんなにあっけなく痛みがとれるなんてびっくりです。」と驚きの表情であった。