【患者】30代後半、男性
【既往歴】-
【主訴】1か月前に職場でラジオ体操をした時に背中が痛くなり、それからずっと痛みがある。
【現病歴】約1か月前に職場のラジオ体操で背中を伸ばした時に痛みが発生し、それ以降痛みが続く。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代後半、男性
【既往歴】-
【主訴】1か月前に職場でラジオ体操をした時に背中が痛くなり、それからずっと痛みがある。
【現病歴】約1か月前に職場のラジオ体操で背中を伸ばした時に痛みが発生し、それ以降痛みが続く。
続きを読む【現症】安静時も左肩甲骨内側縁周辺に痛みがあり、特に肩関節水平伸展時に痛みが強くなる。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、約1か月前に発生した左背部痛であるが、触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、左肩甲骨内側縁周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。さらに、肩関節水平伸展時に痛みが強くなることから、左肩甲骨内側縁周辺に筋の癒着があると推察した。
まず、痛みを訴える左肩甲骨内側縁周辺を触察したところ、筋の収縮に制限があり、筋の癒着があると考えた。筋の癒着と考えられる部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から6(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、筋の収縮制限は確認できなくなり、痛みが10から0(NRS改変)となった。
ご本人の都合にて短時間の施術となったが、「こんなにはやく痛みがとれると思っていなかった。痛みがとれてとてもスッキリした。」とお喜びの表情であった。