【患者】30代前半、女性
【主訴】出産後、赤ちゃんを抱っこする様になって肩の痛みが酷くなってきた。
【既往歴】ー
【現病歴】10年前から右肩の痛みが発症した。約6ヶ月前に出産し、その後右肩の痛みが増悪する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半、女性
【主訴】出産後、赤ちゃんを抱っこする様になって肩の痛みが酷くなってきた。
【既往歴】ー
【現病歴】10年前から右肩の痛みが発症した。約6ヶ月前に出産し、その後右肩の痛みが増悪する。
続きを読む【現症】慢性的な右肩の痛みが出産後、増悪したが、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、約10年前から右肩の痛みが発生し、出産後痛みが増悪した。目視及び触察にて熱感や腫脹が確認できなかったことから、一つの要因として肩周辺の筋緊張による血行不良であろうと考えた。
はじめに、安静時に最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、右僧帽筋上部線維中央周辺を示した為、触察により筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、肩の痛みが10から3(NRS改変)と小さくなった。
変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、肩の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
再発予防のため、右肩周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因であろうと考え、腰部側面に緩消法を約25分施術し、筋弛緩を確認し施術を終了した。
「肩の痛みが無くなって肩がすっきりした。」と喜んだ様子で帰路につかれた。