【患者】10代前半 男性
【主訴】スマホを買ってもらってから携帯にハマって毎日ゲームをしてたら首が痛くなって来た。
【既往歴】−
【現病歴】約3週間前、携帯ゲームを始めてから長時間下を向くことが多く、それ以降、下を向くと頚部左側に痛みが発生する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代前半 男性
【主訴】スマホを買ってもらってから携帯にハマって毎日ゲームをしてたら首が痛くなって来た。
【既往歴】−
【現病歴】約3週間前、携帯ゲームを始めてから長時間下を向くことが多く、それ以降、下を向くと頚部左側に痛みが発生する。
続きを読む【現症】頚部屈曲約25°で頚部左側に痛みを訴えた。
【現症】頸部関節可動域(以下、ROM)屈曲約25°で第3頸椎(以下、C3)高位に痛みが発生する。安静時痛は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、頸部屈曲時にC3高位の痛みを訴えており、目視及び触察により、熱感や腫脹は確認できないことから、頚部周辺の筋緊張による血行不良が痛みの一つの要因であろうと考えた。
はじめに、頸部屈曲時に最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、第3頸椎高位の筋に筋緊張を確認した。頚部関節屈曲時に最初に発痛が起こる部位を指していただくと、C3棘突起より左外方へ約1cmの筋を示された。同部位周辺に緩消法を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。その結果、頸部屈曲時にC3高位の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
痛みが改善し、可動域制限が確認出来なくなったことに、喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。