【患者】50代後半 女性
【主訴】右頸から肩部にかけての痛み
【既往歴】卵巣嚢腫
【現病歴】パソコンにて打ち込みの事務作業が続き、2週間前から右肩に張りを感じ、1週間前頃より頸部右側から肩部にかけて痛みが発生するようになった。 右肩部に安静時痛あり
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】右頸から肩部にかけての痛み
【既往歴】卵巣嚢腫
【現病歴】パソコンにて打ち込みの事務作業が続き、2週間前から右肩に張りを感じ、1週間前頃より頸部右側から肩部にかけて痛みが発生するようになった。 右肩部に安静時痛あり
続きを読む【現症】頚部関節可動域(以下、ROM)右回旋、自動、約40°で右肩部に発痛
【施術と結果】本症例は、2週間前から増悪傾向にある頸部可動域制限のある頸部右側から右肩部の痛みを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。
触察にて頸部、肩部に筋緊張を確認したが、長時間のパソコンの事務作業による発症であることを鑑み上腕部、前腕部も触察し、上腕部遠位外側の肘関節周辺に筋緊張を確認した。同部位に約2分緩消法を施し、筋弛緩を確認した結果、頚部関節ROM、右回旋、自動、約40°での右肩部の痛みが10から5(NRS改変)となった。
変化が確認できたため更に約5分筋弛緩を行った結果、痛みは10から0(NRS改変)と消失し、痛みが頸部右側に感じるようになったと報告を受けた。
痛みを訴える頸部右側の筋に緩消法を約3分施し、筋弛緩を確認した結果、頚部関節ROM、右回旋、自動約60°となり頸部右側の痛みは10から0(NRS改変)となった。