【患者】90代前半女性
【主訴】右肩が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約3ヶ月前より右肩に痛み発生し、近医整形外科受診し外用薬の処方を受ける。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】90代前半女性
【主訴】右肩が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約3ヶ月前より右肩に痛み発生し、近医整形外科受診し外用薬の処方を受ける。
続きを読む【現症】右肩関節静止痛あり。右肩関節可動域(以下、ROM)自動で前方挙上約45°、外転ROM約45°であった。
【施術と結果】本症例は誘因なく右肩関節の症状が発生した為、肩関節周辺部の筋緊張が要因の1つであり、その症状が良くならない理由として、腰部筋群の筋緊張による血行不良であると考えた。
痛む患部、上腕部近位外側周辺部を指差し指示いただいた。
先ず、肩関節前面の大胸筋周辺部と後面の広背筋周辺部の筋緊張に対し緩消法を約30秒づつ行い筋弛緩を確認した。静止時の痛みは10から0(NRS改変)に消失した。
続けて肩周辺部の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。運動時の痛みは10から5(NRS改変)に小さくなり、右肩ROM自動で前方挙上約90°、外転ROM約90°に拡大した。症状が改善した為、更に前方挙上約90°、外転ROM 約90°での痛む筋緊張部位の確認をし、緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。運動時の痛みは10から4(NRS改変)に小さくなり、右肩ROM自動で前方挙上約120°、外転ROM約120°に拡大した。
通常の肩関節の動きとしては痛みなく問題なくお喜びいただいた。
再発防止の為に、腰の筋肉を軟らかくする必要性を理解していただき、腰部筋群の筋緊張に対し緩消法を約10分行い、続けて腰部の筋弛緩を続ける様話した。