【患者】40代前半 男性
【主訴】5年くらい前から肩凝りで酷くなると頭痛や吐き気でご飯も食べられなくなる。
【既往歴】むち打ち症
【現病歴】15年前にボクシングで頭部を殴打され、むち打ち症になる。数ヶ月で治癒するもその後肩凝りを感じる様になり、5年前から頭痛や吐き気が時に発現するようになり近医整形外科を受診し検査上は異常がなかったが、薬を服用する事となり飲み続けている。当院に通院中の家族の紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 男性
【主訴】5年くらい前から肩凝りで酷くなると頭痛や吐き気でご飯も食べられなくなる。
【既往歴】むち打ち症
【現病歴】15年前にボクシングで頭部を殴打され、むち打ち症になる。数ヶ月で治癒するもその後肩凝りを感じる様になり、5年前から頭痛や吐き気が時に発現するようになり近医整形外科を受診し検査上は異常がなかったが、薬を服用する事となり飲み続けている。当院に通院中の家族の紹介で来院された。
続きを読む【現症】来院時には頭痛や吐き気はなく、普段、首凝りを感じる事も多いが当日はなく肩凝りのみを訴えられた。右側優位で肩凝りを訴える箇所は右肩甲骨上角辺りであった。
【施術と結果】本症例は時に頭痛や吐き気が発現するも、来院時には確認できず、さらに近医整形外科にも通院し検査もしている事から肩凝りを感じている箇所の筋緊張による血行不良であろうと考えた。
先ず一番凝りを感じる箇所を指差ししていただくと右肩甲骨上角辺りであった為、同箇所の筋緊張を触察により確認し、緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、同箇所の肩凝り感はご本人の主観で消失した。
その後、同様の手順で次に肩凝りを感じる箇所を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、右側の肩凝り感は主観で消失した。その後の時間は肩凝りの根本的な要因として考える腰部の筋緊張を触察により確認し約20分筋弛緩し終了した。
終了時には左右共肩凝り感はなく、長年の悩みが解消された安堵の表情でした。