【患者】60代前半 男性
【主訴】PCの小さな文字がぼやけるようになってきた。PCに10cmくらい近づいて作業をしている。
【既往歴】―
【現病歴】普段仕事でPCを使用しており、平均約3時間PC画面を見ている。高校生からメガネはかけており、PCに10cm近づいて作業をしている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】PCの小さな文字がぼやけるようになってきた。PCに10cmくらい近づいて作業をしている。
【既往歴】―
【現病歴】普段仕事でPCを使用しており、平均約3時間PC画面を見ている。高校生からメガネはかけており、PCに10cm近づいて作業をしている。
続きを読む【現症】PC画面から約10cmの距離で、作業をしている。高校生からメガネをかけているが、メガネを外すと全く見えない。
【施術と結果】本症例は、両眼の視力低下を訴えており、頚部の筋緊張による血行不良が視力低下の要因と考えた。
はじめに、頚部右側の筋緊張により内頚動脈及び総頚動脈が圧迫されたことによる眼球への血行不良が視力低下の要因と考え触察したところ、右胸鎖乳突筋前縁の頚動脈三角部の内頚動脈周辺に筋緊張を確認した。
筋緊張部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、PC画面から約40cmの距離で、小さな文字が施術前より読めるようになったとの報告を受けた。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約2分施術し筋弛緩を確認した。視界が明るくなり、PC画面から約50cmの距離で、はっきりと文字が見えるとご報告を受けた。
次に、左胸鎖乳突筋前縁の頚動脈三角部の内頚動脈周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、同条件での小さな文字がさらに読みやすくなったとの報告を受けた。
次に、頚部の筋緊張は脊柱起立筋の過緊張が要因と考えられ、脊柱起立筋の過緊張は腰部筋群の筋緊張が要因と考えられることから、腰部両側面の施術に移行した。腰部両側面に緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認し終了した。
頚部及び腰部の施術により眼への血流が良くなり、「眼がスッキリし良く見え、視界が明るくなったと」大変喜んで頂けた。