【患者】50代前半 女性
【主訴】肩こりが辛い
【既往歴】ー
【現病歴】20年以上前から肩こりで悩まされてきたが、約3年前に特に誘因なく悪化してきた。それに伴い週に1回くらい片頭痛を伴う事もある。整骨院やマッサージに沢山通ったが改善なし。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】肩こりが辛い
【既往歴】ー
【現病歴】20年以上前から肩こりで悩まされてきたが、約3年前に特に誘因なく悪化してきた。それに伴い週に1回くらい片頭痛を伴う事もある。整骨院やマッサージに沢山通ったが改善なし。
続きを読む【現症】両側の僧帽筋上部線維周辺に慢性的な痛み、引張感がある。運動痛はなく、安静時痛のみである。肩こりが悪化するとそれに伴い片頭痛を感じる。
【施術と結果】本症例は一般的な肩こり症状からくる痛みと頭痛であり、肩周辺及び、腰部の筋緊張から起こる血行不良が要因であると考えた。患者は両側の僧帽筋上部線維付近に一番の痛みを感じているが、先ず、第12肋骨の下部、中心から約6cmの部分を緩消法で弛緩させた。約10分行い筋弛緩を確認した結果、慢性的に感じていた肩こりは10から6(NRS改変)と小さくなった。
改善が思ったより少なかったが、右側の痛みは消失し左側のみ痛みが残ったため、圧痛点を直接緩消法で施術をする方針にした。触察にて左側の圧痛点にしこりのような筋硬結を確認したので、更に約5分かけて緩消法を行った所痛みは10から0(NRS改変)と消失した。聞いたこともない施術の方法で初めは不信感を抱いていたが痛みが消えたのでとても喜んでいる様子だった。