【患者】40代前半 男性
【主訴】右の股関節が痛く、しゃがむ事が出来ない。
【既往歴】-
【現病歴】15歳位の時、徐々に右股関節に違和感を感じていたが、特に誘因なく痛みが発現し、しゃがみ姿勢が出来なくなり近医整形外科に受信するが様子をみるように言われたまま放置していた。家族の紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 男性
【主訴】右の股関節が痛く、しゃがむ事が出来ない。
【既往歴】-
【現病歴】15歳位の時、徐々に右股関節に違和感を感じていたが、特に誘因なく痛みが発現し、しゃがみ姿勢が出来なくなり近医整形外科に受信するが様子をみるように言われたまま放置していた。家族の紹介で来院された。
続きを読む【現症】安静時痛はなく痛みが発現するのはしゃがみ姿勢時のみであり、痛みの発現箇所は右腸骨筋周辺である。歩行時痛は認められない。右股関節に於ける他動運動の関節可動域制限は認められないが、しゃがみ姿勢は膝関節を90度ほどしか屈曲出来ない。
【施術と結果】本症例は右股関節に於けるしゃがみ姿勢時痛を訴えているが、発症機転が特になく安静時痛も訴えていない事、触発により腫脹も認められなかった為、痛みの要因として筋緊張による血行不良であろうと考えた。
先ず、痛みが発現する箇所を指差ししていただくと右鼡径靱帯下方の腸骨筋辺りを指示されたので、同箇所を触察し筋緊張を確認し緩消法を約3分行い筋弛緩を確認した。
その結果、しゃがみ姿勢時の痛みは10から3(NRS改変)となり、しゃがみ姿勢が出来るようになった。効果が認められた為、更に同箇所に緩消法を約4分行い筋弛緩を確認した。その結果、しゃがみ姿勢時の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
その後は再発防止の為に必要と考える腰部の筋弛緩を行い終了した。緩消法の効果に大変驚かれていた様子でした。