【患者】50代前半 女性
【主訴】右臀部から足の方まで痛い。
【既往歴】盲腸、右乳癌術後。偏頭痛。
【現病歴】右臀部の痛みは寛解と増悪を繰り返している。来院時は、右臀部に痛みを強く感じているが、腰部も慢性的に痛みがあり、症状が酷くなると大腿部まで痛みが出ることがある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】右臀部から足の方まで痛い。
【既往歴】盲腸、右乳癌術後。偏頭痛。
【現病歴】右臀部の痛みは寛解と増悪を繰り返している。来院時は、右臀部に痛みを強く感じているが、腰部も慢性的に痛みがあり、症状が酷くなると大腿部まで痛みが出ることがある。
続きを読む【現症】腰部右側と右臀部から大腿後面に痛みがある。
【施術と結果】本症例は、寛解と増悪を繰り返す腰部右側から臀部にかけての痛みを訴えており、目視触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、痛みの要因は右臀部の痛みを訴えるより真上の腸骨稜上縁の筋緊張による血行不良と推測した。
先ず、腰部右側の腸骨稜上縁の筋を触察し筋緊張を確認し、約2分緩消法を施し、筋弛緩を確認した結果、右臀部の痛みは10から8(NRS改変)となった。腸骨稜上縁の筋緊張は腰部側面の筋緊張から起因していると考え、腰部側面を触察すると、体表より押圧深約2cmの筋に筋緊張を確認した。
押圧深約4cmになるまで約10分施術した結果、腰部右側の痛みは10から2(NRS改変)となり、とても軽くなったと報告を受け、右臀部の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
時間の関係でここで施術は終えたが、長年の痛みがこんなに早くここまで改善したことはなかったと仰られておりました。