【患者】40代後半 男性
【主訴】椅子から立ち上がったりする時に立ちくらみがする。
【既往歴】自律神経失調症
【現病歴】元々は右肩痛を主訴に来院された方でしたが、椅座位で右肩痛の施術をし、経過確認の為立ち上がった際に眩暈がするとの訴えを聞き対応した症例になる。約10年前から続いているが、3ヶ月前から悪化し心療内科で処方されるが改善はしていない。知人の紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 男性
【主訴】椅子から立ち上がったりする時に立ちくらみがする。
【既往歴】自律神経失調症
【現病歴】元々は右肩痛を主訴に来院された方でしたが、椅座位で右肩痛の施術をし、経過確認の為立ち上がった際に眩暈がするとの訴えを聞き対応した症例になる。約10年前から続いているが、3ヶ月前から悪化し心療内科で処方されるが改善はしていない。知人の紹介で来院された。
続きを読む【現症】安静時に眩暈が発現する事はなく、椅座位からの起立動作時や仰臥位や横臥位になる際などに限られる。例え眩暈が発現しても数十秒で治る事が多い。
眩暈と共に発現する症状は確認できない。
【施術と結果】本症例は眩暈を訴えているが、安静時には発現せず椅座位からの起立動作時や仰臥位や横臥位になる際などに限られている事から病院での受診歴はないが、頭部への血行不良が要因ではないかと考えた。
頚部の筋緊張が頭部への血行不良の要因と考察し、特に平衡感覚を司る三半規管のある内耳に繋がるポイントとして乳様突起辺りの筋緊張を疑い触察した。左右の乳様突起辺りを触察すると右乳様突起下部の筋緊張が顕著であった為、同部位に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。そして椅座位から起立動作をしていただいた結果、眩暈は発現しないとの報告を受けた。その後は右肩痛の施術に移行したが短時間で眩暈の改善を体験して緩消法の効果に驚かれていました。