【患者】20代後半 男性
【主訴】昨日草野球をしていたら、ボールを打って走り始めた瞬間に腰がギクッとなり、段々痛みが増して歩くのもやっと。
【既往歴】-
【現病歴】昨日、野球のバッティング直後の走塁時にぎっくり腰を発症。以降痛みは増悪し、歩行に支障を来たしている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半 男性
【主訴】昨日草野球をしていたら、ボールを打って走り始めた瞬間に腰がギクッとなり、段々痛みが増して歩くのもやっと。
【既往歴】-
【現病歴】昨日、野球のバッティング直後の走塁時にぎっくり腰を発症。以降痛みは増悪し、歩行に支障を来たしている。
続きを読む【現症】腰部全体に安静時痛有り。腰部をどの方向に動かすにも痛みが伴い、歩行時は両足を擦るように歩行している。
【施術と結果】本症例は、昨日発症したぎっくり腰後に腰部の痛みが増悪しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないが、念のため患部である腰部の中心には触れず、腰部全体の筋緊張を弛緩させることを目的として施術を行った。
先ず、腰部の痛みで座位姿勢を取れなかった為、立位で腰部を触察したところ、全体に強い筋緊張を確認し、第3腰椎高位の腰部側面から緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から8(NRS改変)と小さくなった。
続いて、この時点で座位姿勢が取れるようになった為、座位にて同部位周辺に緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から5(NRS改変)と小さくなった。
施術後はまだ痛みは残存するものの起立動作や歩行も問題なく行うことが可能になり、来院時は同居人に付き添われて来たが、1人で歩いて帰宅された。