【患者】90代前半、女性
【既往歴】(-)
【主訴】歩くときは前のめりになり2~3分で腰に鈍痛がでて困っています。歩けるようになりたい。
【現病歴】約6年前から胸腰椎関節可動域(以下、ROM)の伸展制限が起こり、伸展動作で腰部に違和感が起こる様になった。半年前から2~3分の歩行で腰部に鈍痛が起こる様になった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】90代前半、女性
【既往歴】(-)
【主訴】歩くときは前のめりになり2~3分で腰に鈍痛がでて困っています。歩けるようになりたい。
【現病歴】約6年前から胸腰椎関節可動域(以下、ROM)の伸展制限が起こり、伸展動作で腰部に違和感が起こる様になった。半年前から2~3分の歩行で腰部に鈍痛が起こる様になった。
続きを読む【現症】安静時痛なし、胸腰椎ROMは自動伸展約-10°
【施術と結果】本症例は約6年前から胸腰椎ROM伸展制限が起こり、約半年前から歩行時の腰痛を訴えているが、外傷性ではなく慢性的な痛みである事から痛みの原因は筋緊張による血行不良と推察した。
触察により第4腰椎高位で正中から左外方約15㎝の部位に筋緊張を確認することが出来た。腰部の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因だと考え、同部位周辺に約5分施術したところ胸腰椎ROM自動伸展は約-5°と大きくなった。更に同部位周辺から腰部側面にかけて25分施術した結果、腰部側面の押圧深は左約1.0㎝から約2.5cmとなり、胸腰椎ROM自動伸展は約0°と大きくなり、歩行時の痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
「このまま背が曲がって歩けなくなってしまうのかと心配していたけど、これで安心できるわ」と喜んでいただけた。